そろそろ研究室配属
どんな研究室に入るか悩んでいる
選び方にコツがあれば知りたい
色々な先輩の意見を聞いて、配属先の研究室を決めたい
大学がぼっちでなかなか情報が回ってこなくて、研究室選びに困っている
こんな悩みを解決したいと思います
下記では自分に合った研究室を選ぶときのポイント、基準についてご紹介します。
研究のやり方で決める
理系の研究には下記の2通りのやり方があります。
- 論文調査(文献調査)→論文調査は、与えられたテーマについて複数の論文を比較して、自分なりの考察をまとめる
- 研究→自分で実験してデータを入手して、考察をまとめる
教授によっては、論文調査による卒業論文の作成を許可していない場合があるため、論文調査がやりたい方は、研究室配属の前にあらかじめ教授に相談することが望ましいです。
論文調査は、学部卒で文系就職する、もしくは技術職、研究職以外の理系職種に就職する場合には向いている方法です。
技術職や研究職に就職するつもりがないのであれば、研究をするのは将来なんの役にも立たないため、時間の無駄になります。
論文調査は研究に比べると自由に使える時間が多いため、空いた時間を使って、残りの大学生活を自分にとって有意義なことをした方が良いでしょう。
一方で、研究は学部卒で技術職に就職したい方、大学院卒で技術職や研究職に就職したい人に向いている方法です。
技術職や研究職に就職するためには、実験を通じて、研究の手法について身につける必要があります。
※研究職は募集要項が、修士以上の場合が大半のため、学部卒だと少し厳しいです。
教授の進路に対する考え方で選ぶ
教授の進路に対する考え方と、自分の進路に対する考え方に相違があったまま研究室に配属されてしまうと、後でトラブルの原因になってしまいます。
理系の大学の場合、大学院進学をして研究成果を上げてから就職しないとダメ、と考える教授が一定数います。
そのため、学部卒で就職したい人は配属される前に研究室見学をして、教授に学部卒で就職したい旨を伝えると良いでしょう。
教授と企業のコネクションで選ぶ
いくら勉強ができて成績が優秀であったとしても、就職することができなければ大学や大学院に進学した意味がありません。
理系の場合は就職活動の手段として、教授から企業に対して、就職先を探している学生を「推薦」する方法があります。
特に大学院生は研究が忙しいため、推薦で就職先が決まれば、その後の学生生活の負担が減ります。
この推薦をする上で重要なことは、教授と企業にコネクション(パイプ)があることです。
逆を言うと、企業とコネクションのあまりない教授の研究室に入ると推薦してもらえる可能性は下がります。
企業との間にコネクションがある教授の特徴についてご紹介します。
- 研究室が企業と共同研究を行っている
- 教授が元々企業に勤めていたが、大学教授に転職したパターン
自分のGPAに合った研究室を選ぶ
研究室配属は基本的には成績(GPA)の高い人から順番に配属されるため、人気の研究室には成績の優秀な学生が集まる傾向があります。
そのため、成績が低いのにもかかわらずに人気研究室に配属希望を出してしまうと、二次募集に回されてしまう可能性が上がります。
二次募集に回されてしまうと、一次募集で自分の成績でも入れそうだった研究室の定員が満たされてしまうかもしれません。
そのため、配属希望を出す際には、自分の成績でも入ることができそうな研究室の中から選ぶようにしましょう。
まとめ
今回は理系の大学生が賢く配属先の研究室を選ぶ方法についてご紹介しました。
理系の大学生は、将来就職することを見据えて研究室選びをすると良いでしょう。
本記事をざっくりとまとめると下記の通りです。
- 研究のやり方で決める
- 教授の進路に対する考え方と自分の進路の考え方に相違がない研究室を選ぶ
- 教授の企業とのコネクションは自分の就活が有利になる
- 自分のGPAとマッチしている研究室を選ぶ