インターンシップの特典で早期選考に参加するか迷っている。早期選考を受けるべきか分からない。
目次
そもそも早期選考とは
早期選考とは通常選考よりも早い時期に行われる本選考のことです。
マイナビやリクナビなど大手就活が本エントリーを解禁する3月1日よりも早い時期から行われます。
早期選考に参加する権利は、選考付きのインターンシップに参加した就活生に与えられることが多いです。
早期選考が受かりやすいのは本当?
結論、嘘です。
早期選考でも、準備不足の場合は不採用になります。
実際に、私は大手企業3社の早期選考を準備不足で受けましたが、3社とも全て不採用になりました。
早期選考の目的は、優秀な人材を早い段階で確保しようとすることが目的のため、準備不足(優秀ではない)の就活生は普通に不採用にされます。
早期選考で落ちる人の特徴
早期選考で落ちる人の特徴は、面接対策不足です。
早期選考に参加できる就活生は、すでにインターンシップの選考でwebテスト、エントリーシートや人事面接の対策ができている状態の人が多いです。
一方、役員が面接官になる最終面接の対策がおろそかになっているケースが多いです。
人事が面接官の場合は、就活生に対する質問の深掘り方がうまいため、結論ファーストで返答するだけで面接を通過することができます。
一方、役員が面接官の場合は、結論ファーストで端的に質問に答えるだけでは、「うちは第一志望ではないのかな?」、「内定を出しても他社に逃げてしまうのでは?」、「本当に働く気があるの?」、と志望度が低いと思われて不採用にされます。
そのため、早期選考で内定を獲得するためには、役員面接を想定した面接練習を行うことが重要です。
早期選考を受けるメリット
早期選考を受けるメリットは、本番の面接を早く体験することができることです。
本番の面接の空気感になれておくことによって、たとえ早期選考を受けた会社が不採用になったとしても、その後に受ける会社の面接に緊張しなくなります。
結果、面接官に対して余裕のある受け答えができるようになることで、面接が受かりやすくなるでしょう。
早期選考を受けるデメリット
本選考は一度しか受けることができない
本選考は基本的には一度しか受けることはできません。
早期選考で不採用になってしまうと、3月1日以降の通常選考を受けることはできなくなってしまいます。
志望度の高い会社の早期選考を受ける場合、準備不足で受けることは避けましょう。
早期選考に落ちた後のモチベーションの維持ができない
早期選考の持ち駒がなくなると、3月1日以降の通常選考のモチベーションが下がります。
3月から4月の前半までは、エントリーシートの締め切りラッシュに追われることになります。
早期選考に落ちたモチベーションの低い状態でエントリーシートの締め切りラッシュに耐えることができません。
結果、企業に提出するエントリーシートの数が減るという悪循環になります。
準備不足でも受けた方が良い早期選考の特徴は?
受けた方が良い早期選考は、志望度が低い企業の早期選考です。
志望度の低い企業の早期選考であれば、面接練習になる上、不採用になったとしてもモチベーションの低下にならないので3月1日以降のエントリーシートの締め切りラッシュにも耐えることができます。
また、内定を得ることができれば本選考での心の余裕にもつながります。
早期選考に焦る必要はない
早期選考に参加することができる時点で周囲の就活生よりもレベルが高い分焦りもあると思います。
実際に私もそうでした。
しかし、就活を終えてみると、大手企業でも5月中旬までエントリーシートの受付をしていたり、二次募集をしている場合がかなりありました。
準備不足の時に早期選考の案内が来たからといって、焦る必要はありません。
本エントリー開始の3月までしっかりと準備をしてから選考に臨む方が内定を得る確率は上がります。
まとめ
この記事では、準備不足でも早期選考を受けるべきかについてご紹介しました。
本記事ざっくりまとめると、下記の通りです。
- 早期選考でも準備不足の場合は不採用になる。
- 早期選考で落ちる人の特徴は、役員面接の対策不足。
- 早期選考のメリットは本番の空気感になれることができること。
- 早期選考のデメリットは、通常選考を受けることができない、不採用でモチベーションが下がる。
- 志望度の低い企業の早期選考は受けた方が良い。
- 就活の早期化と早期選考に焦る必要はない。